以下、無用のことながら




読み:いか、むようのことながら
ジャンル:随筆集
巻数:1

内容
折りにふれて書かれた、膨大な量のエッセイから厳選した七十一篇。森羅万象への深い知見、序文や跋文に光るユーモアとエスプリ、弔文に流れだす、人間存在へのあふれるような愛情と尊敬――。日本人の高潔さと美しさを見つめた視線の先には何があったのか。この作家の豊穣な世界に、あらためて酔う一冊。

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  1. 青いblog より:

    以下、無用のことながら 「若いころの池波さん」 / 司馬遼太郎

    以下、無用のことながら (文春文庫) 解説 出版社/著者からの内容紹介

"以下、無用のことながら"のレビュー

(評価:4)
日本仏教を考えるきっかけになった一冊
レビュアー: shiba-ryo.com
2006-07-30
雑誌・新聞の読み切り、書評、イベントの案内文、弔辞など、単行本に収録されていない、司馬遼太郎の書き物を収集して一冊の本として出版した作品です。歴史・文化・戦争・宗教・人物評など、テーマに特に一貫性はなく、さまざま。

特に印象に残ったのは、まず「バカというのは、差別語ではありません」から始まる『人間について』。3ページ半の短い文章ながらも人間というものの本質を描き、まとめているのは圧巻です。
それから『浄土――日本的思想の鍵』『蓮如と三河』『日本仏教小論――伝来から親鸞まで』の日本仏教についての考察三篇。南無妙法蓮華経と南無阿弥陀仏の違いも分からない自分でしたが、この印象的な三編をきっかけに、仏教についての理解を僅かながら深めることができました。

その他の作品も簡潔でありながら素晴らしいものばかりが収録されています。読んで損はない一冊だと思います。


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