大盗禅師
読み:だいとうぜんし
主な登場人物:浦安仙八、大濤禅師、由比正雪、鄭成功、ほか
ジャンル:歴史小説
時代:江戸時代
巻数:1
徳川幕府の転覆と明帝国の再興を策して、怪僧と浪人たちが暗躍する。全集にも未収録の伝奇ロマン長篇が三十年ぶりに文庫で復活!
内容
大阪落城から三十年。摂津住吉の浦で独自の兵法を磨く浦安仙八の前に、ひとりの僧が現れる。妖しの力をあやつる怪僧と、公儀にに虐げられる浪人の集団が、徳川幕府の転覆と明帝国の再興を策して闇に暗躍する。これは夢か現か――全集未収録の幻想歴史小説が、三十年ぶりに文庫で復活。解説・磯貝勝太郎/高橋克彦
印象に残った一節
・たとえ小禄でも禄の多寡がなんであろう。人間の欲するのは禄ではなくて”属したい”ということなのである。
・「戦いに勝つというのは、その方法さえ確立すれば困難なことではない」と、鄭成功はいった。
・「左様、禅師は有害です。徳望が失せ、人心が散った人物というのは、きわめて有害。当の本人がおのれを知って山林に隠遁するというなら害はありませんが、古来多くはそうではない。市井に残る。自分が作った組織に未練がある。返り咲こうとする。禅師のあの姿が、それです。」









2005 年 7 月 20 日 4:23 PM
『大盗禅師』 司馬遼太郎著 読了
投資本の合間を縫って、司馬遼太郎作品の残党狩り中です。本日『大盗禅師』読了。司馬遼太郎のかなり初期の作品のようで、他の作品とはかなり趣が違います。初期の作品とい……