木曜島の夜会
読み:もくようとうのやかい
収録作/主な登場人物:
木曜島の夜会/木曜島のダイヴァーたち
有隣は悪形にて/富永有隣、吉田寅次郎(松陰)
大楽源太郎の生死/大楽源太郎
小室某覚書/小室信夫
内容
遠くオーストラリア大陸の北端にぽつりと浮かぶ、荒涼とした小島――木曜島。しかし、その海底は高級ボタンの材料となる白蝶貝の宝庫であった。明治の初めから、多くの日本人が傭われて、採取のために異国の海に潜り続けてきたという。彼らの哀歓とその軌跡。ほかに歴史短篇「有隣は悪形にて」「大楽源太郎の生死」「小室某覚書」
印象に残った一節
・私は彼女になにを言っていいかわからず、「自分は英語ができないから」といって、人をよぼうとした。が、藤井夫人はそんなことに斟酌もせずに喋りつづけた。
彼女が最後にいった言葉は、ほとんど詩句のような響きで、私の胸に残った。
”Japanese is a Japanese.”








