箱根の坂




読み:はこねのさか
主な登場人物:北条早雲
ジャンル:歴史小説
時代:戦国
巻数:上中下

室町から戦国への時代の移り変わりを、北条早雲の人生を中心に描く

内容
(上)応仁ノ乱で荒れる京都、室町幕府の官吏伊勢氏一門の末席に、伊勢新九郎、後の北条早雲が居た。家伝の鞍作りの明け暮れ、毒にも薬にもならぬ人間で、生涯を事なく送ることが望み、と考えていた新九郎の許に、妹分の美しい娘、千萱が訪ねて来て――。激動する時代と共に自分の生き方を変えてゆく早雲。
(中)守護今川義忠の死による混乱を鎮めるため、早雲は駿河に下り、嫡子竜王丸を後見することになる。室町幕府の力は無きに等しく、国人、地侍たちが力を示し始めた大きな時代の変化を、鋭く先取りした早雲は、天性の智略で彼らの信望を得、見事に政敵を退けた。有名な、北条の治世の土台を築いた早雲。
(下)関東制覇をめざして、先ず伊豆を切り取った早雲は、越えがたい箱根の坂を越えて、ついに小田原攻略に成功した。まさにこの時、戦国の幕が切って落されたのである。伝統的教養と近代的領国経営方で関東の覇者となり、治世の理想を実現させ、歴史を変えていった男、北条早雲を描く傑作長編小説完結。

タグ:

関連ページ

"箱根の坂"へのトラックバック(3件)
トラックバックURL:
  1. 三匹の迷える羊たち より:

    読書感想「箱根の坂 上」

    読書感想「箱根の坂 上」
    箱根の坂〈上〉 (講談社文庫)著者:司馬 遼太郎販売元:講談社発売日:2004-06おすすめ度:クチコミを見る
    【評価】★★★

  2. 三匹の迷える羊たち より:

    読書感想「箱根の坂 中」

    読書感想「箱根の坂 中」
    箱根の坂〈中〉 (講談社文庫)著者:司馬 遼太郎販売元:講談社発売日:2004-06おすすめ度:クチコミを見る
    【評価】★★★

  3. 三匹の迷える羊たち より:

    読書感想「箱根の坂 下」

    読書感想「箱根の坂 下」
    箱根の坂〈下〉 (講談社文庫)著者:司馬 遼太郎販売元:講談社発売日:2004-06おすすめ度:クチコミを見る
    【評価】★★★

"箱根の坂"のレビュー

(評価:4)
室町から戦国への時代の変遷
レビュアー: shiba-ryo.com
2005-05-15
室町から戦国への時代の移り変わりを、北条早雲の人生を中心に描いた上中下3巻の大作。

歴史教科書では往々にして「応仁の乱により室町幕府の体制が弱体化し下剋上が始まった」といった程度で片付けられてしまうこの時代ですが、本作では侍、農民、僧、町人などさまざまな身分の人々の生活や文化が詳細に描かれているため、社会全体で既存の価値観が崩れ、時代が移り変わってゆくのを感じ取ることができます。

鎌倉から300年近く続いた守護地頭体制の終焉は、日本史上でも大規模な価値観の変革だったと思います。やはり司馬遼太郎が描く時代の移り変わりは最高におもしろく、また自分が生きていく上での参考にもなります。

現代に生きる自分達も時代の流れを敏感に感じ取り、そして迅速にその変化に対応!して新しい時代を切り拓くことが必要だと実感しました。


レビューを投稿する