国盗り物語




読み:くにとりものがたり
主な登場人物:斉藤道三、織田信長、明智光秀
ジャンル:歴史小説
時代:戦国
巻数:1~4

斎藤道三、織田信長、明智光秀ら、戦国の英雄たちを通して激動の時代を描く

内容
(一)世は戦国の初頭。松波庄九郎は妙覚寺で「智恵第一の法蓮坊」と呼ばれたが、発心して還俗した。京の油商奈良屋の莫大な身代を乗っ取り、精力的かつ緻密な踏査によって、美濃ノ国を<国盗り>の拠点と定めた!戦国の革命児斎藤道三が、一介の浪人から美濃国守土岐頼芸の腹心として寵遇されるまでの若き日の策謀と活躍を、独自の史観と人間洞察によって描いた壮大な歴史物語の緒編。
(二)気運(しお)が来るまで気長く待ちつつ準備する者が智者。気運が来るや、それをつかんでひと息に駆けあがる者が英雄。――それが庄九郎の信念であった。そして庄九郎こそ、智者であり英雄だった。内紛と侵略に明け暮れる美濃ノ国には英雄の出現を翹望(ぎょうぼう)する気運が満ちていた。”蝮”の異名にふさわしく、周到に執拗に自らの勢力を拡大し、ついに美濃の太守となった斎藤道三の生涯。
(三)美濃を征服した斎藤道三は義理の子義龍の反乱に倒れたが、自らの天下統一の夢を女婿織田信長に託していた。今川義元を奇襲して鋭鋒を示した信長は、義父道三の仇を打つべく、賢臣木下藤吉郎、竹中半兵衛の智略を得て美濃を攻略した。上洛を志す信長はさらに機内制覇の準備工作を進めてゆく……。信長の革命的戦術と人間操縦、その強烈な野性を、智将明智光秀を配して描く怒涛編。
(四)すさまじい進撃を続けた織田信長は上洛を遂げ、将軍に足利義昭を擁立して、天下布武の理想を実行に移し始めた。しかし信長とその重臣明智光秀との間には越えられぬ深い溝が生じていた。外向する激情と内向し鬱結する繊細な感受性――共に斎藤道三の愛顧を受け、互いに資質を重んじつつも相容れぬ二つの強烈な個性を現代的な感覚で描き、「本能寺の変」の真因をそこに捉えた完結編。

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  1. おすすめ本と最新映画情報【書評と映画レビュー】 本検索、本通販、映画館、読書感想文、評論、批評 より:

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    司馬 遼太郎 (著) 『国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉』 (新潮社、新潮文庫)

    司馬 遼太郎 (著) 『国盗り物語〈2〉斎藤道三〈後編〉』 (新潮社、新……

  2. 三匹の迷える羊たち より:

    読書感想「国盗り物語1〜2〈斎藤道三 前編・後編〉」
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    【評価】★★★★

  3. 三匹の迷える羊たち より:

    読書感想「国盗り物語3〜4〈織田信長編 前編・後編〉」
    読書感想「国盗り物語3〜4〈織田信長編 前編・後編〉」
    国盗り物語〈第3巻〉織田信長〈前編〉
    国盗り物語〈第4巻〉織田信長〈後編〉
    【評価】★★★★

  4. <徳島早苗の間> ・・・ちょっとだけ〝キタ〟かな~?? より:

    テレビ東京の10時間ドラマ「国盗り物語」・・・。
     見てたけど途中で寝てしまった(ToT)/~~~。きっとまた1時間ごとに切って再放送やるだろうからそれに期待。

     でもなーんか全体的にキャスティング……

"国盗り物語"のレビュー

(評価:4)
齋藤道三と織田信長の二人の生き方がおもしろい
レビュアー: 24
2006-04-25
前半は齋藤道三

後半は織田信長 明智光秀

が中心に描かれています。


齋藤道三は、無一文でバックボーンのない状態から美濃一国を

盗るわけですが、その信念や知略は一流で、

そのすごさを知ることができるだけでも、

面白いと思います。

織田信長は、齋藤道三と対比して読めるので、その個性をさらによく

知ることができると思います。彼の人を使う才能のすごさも

よくわかります。

評価が4なのは、「竜馬がゆく」に比べると、爽快な感じがなく、

ぐいぐい読み進める力が少し少ないと感じたからです。


当方、歴史についてあまり知りませんが、

司馬遼太郎さんの小説は、例えば、サラリーマンが部下を使うにしても、

生き方を考えるにしても、人生の参考になる実用的なヒントがたくさん

ちりばめられているので大好きです。


(評価:5)
道三像、光秀像が変わる一冊
レビュアー: shiba-ryo.com
2005-05-21
本作品は一・二巻を斎藤道三編、三・四巻を織田信長編と題し、主人公である斎藤道三、織田信長、明智光秀らの戦国の英雄を中心に激動の時代を描いています。

斎藤道三編では、主人公道三が浮浪の身から豪商、そして美濃国主へと成長していく様子が描かれています。才能と野心に溢れた道三が自分の目指す"国盗り"に向け、政治軍事謀略織り交ぜて突き進む姿は男の生き方として憧れや尊敬の念を感じました。「神も仏も自分の野望の実現のためにある」とまで考える、戦国に生きる男のたくましさが存分に描かれています。
また、道三編後半で織田信秀も登場してからの"美濃の蝮と尾張の虎"の合戦や外交での激しいぶつかり合いも非常におもしろく、読み応えがあります。

そして織田信長編では道三の愛弟子である織田信長と明智光秀が主人公となり、本能寺までの二人の心理描写や時代の移り変わりが克明に描かれます。

信長の超合理的な思想のもとに織田家が天下布武を目指していく中、同じ道三の弟子としてのライバル心、中世的社会理念に対する考え方の違い、人材を道具として使い、不要になったら捨ててしまうという信長の苛烈な性格など、本能寺までの過程が細かく描写され、そして遂に謀反を決意します。。。

この信長編では光秀が中心に描かれているため、読んでいるうちに自然と光秀に感情移入してしまいます。そのせいもあるかもしれませんが、もし自分が光秀の立場にあったら同じ行動を取っていただろうと思いました。これまでの自分の中での光秀はあくまでも信長を殺した悪役であり、光秀を中心にすえて物事を考えたことがありませんでしたが、この作品がきっかけで自分の中の光秀に対する認識が大きく変りました。

戦国時代は本当におもしろいと思います。特にこの"国盗り物語"は戦国の真っ只中を常人では考えられないくらいのエネルギーで生き、運命的に非業の死を遂げた三人を描いているため、最高におもしろいです。司馬遼太郎の数多くの歴史小説の中でも非常の優れた、読み応えのある長編だと思います。

掛け値なしにおもしろい作品です。ぜひ一読することを薦めます。


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