北斗の人




読み:ほくとのひと
主な登場人物:千葉周作
ジャンル:歴史小説
時代:江戸後期

徳川太平の世で剣客として一流を築き、名を挙げる。北辰一刀流始祖、千葉周作の前半生を描く快作長編

内容
「於菟松がいい」――奥羽の片田舎の馬医者千葉幸右衛門の3人の子を目ききして、老剣客は言った。「眼が機敏に動くわりに、心が鎮もっている」幼名於菟松、のちの周作である。夜空に輝く北斗七星に自らの運命を托して剣を志し、刻苦精進、ついに北辰一刀流を開いた幕末の剣客千葉周作の青年期を描いて爽やかな感動を呼ぶ佳篇。

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"北斗の人"へのトラックバック(1件)
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  1. The Intelligent Investor より:

    『北斗の人』
    『北斗の人』(司馬遼太郎著)読了。

    (↑)私が読んだのは旧版ですが、最近新装版が発売になってます。

    幕末に坂本竜馬などの人材を輩出した北辰一刀……

"北斗の人"のレビュー

(評価:5)
なんというか・・・似ている
レビュアー: kei
2006-08-24
剣の達人で格好良すぎる千葉周作。そんな彼と僕が似ているというのはどうかとも思えますが・・・
彼の「分析・研究」をする心理描写は非常に感動しました。彼のその性癖が僕に似ているような気がしたんですね。

とにかく小説としてのクオリティーが非常に高いので、お奨めです
(評価:5)
太平の世に生きる若者の葛藤
レビュアー: shiba-ryo.com
2005-05-15
司馬作品では珍しい、徳川太平の時代を描いた作品。

江戸後期。身分と階級でがんじがらめにされた封建主義が完全に定着したこの時代において、志を成し遂げようとする周作の青春期の内面的な心情が鮮やかに描かれています。
今自分たちが生きているこの時代も間違いなく治世であり、そのため同じような境遇に生まれた周作の思考や行動は共感できるところが多いです。
さらに周作は宮本武蔵のような生まれついての天才ではなく、あくまでも秀才として描かれています。そんな彼が泰平の世においてたゆまない努力と思考により北辰一刀流を確立させていく姿は非常に参考になります。

司馬作品は乱世を題材にしたものが多い中、本作は異色と言え、それだけに周作の生き方は参考になります。
実は本作は読む前はそんなに期待していなかったのですが、いい意味で裏切られ、そして司馬遼太郎の懐の深さを改めて思い知ることになりました。
本作は、特に世の中や人生に対する葛藤に苦しむ人に対しておすすめです。読めば活路を開くきっかけになるような気がします。こんなにおもしろく、参考になる本はなかなかないと思います。


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