「坂の上の雲」 明治村でロケ開始


 NHKが2009年秋から3年にわたって放送(3部で13回)するスペシャルドラマ「坂の上の雲」のロケが18日、愛知県犬山市の明治村で行われ、主役の本木雅弘(42)が第1話のシーンを中心に収録に臨んだ。一時は実現が危ぶまれたドラマがようやく軌道に乗り始めた。

 汽車から降りた本木が、ホームで転がる。志を抱いた主人公(秋山真之)が初めて東京にやってきた時のシーン。OKが出るまでに90分かかった。それだけ俳優、スタッフには思い入れが強い作品だったのだ。

 「5、6年前に話をいただきましたが、一時はなくなるのではないかと思いましたから」と本木は本音を口にした。

 原作は司馬遼太郎さんの同名小説。明治という時代に立ち向かった日本陸海軍の要職を務めた秋山好古、真之兄弟、正岡子規らの青春群像を描いた。だが司馬さんは最後までドラマ化を認めなかった。舞台が日露戦争で、好戦的と誤解されるのを恐れたという。

 遺族が説得に応じ、03年にドラマ化が発表されたが、脚本家が翌年に亡くなり、当時の海老沢勝二会長も辞任。ロシア、中国、ヨーロッパでのロケがあり、1本当たりの制作費が大河ドラマ(推定6000万円)を上回ることもあり、一時は暗礁に乗り上げた。それがようやく実現する。

 放送は各回90分の13回だが、収録は1年に200日近い。その合間に別の仕事も入る。「常に頭の中にストーリー、キャラクターを持っていますが、こぼれることもあります。何度も何度も本を読んでいます」。苦労も多いが、兄・好古役の阿部寛(43)、正岡子規役・香川照之(42)ら共演陣の存在がモチベーションを高めてくれるようだ。

 「阿部さんは物理的にも大きいし、懐も深い人。香川さんは、そこに子規さんがいるかのように演じて、明治がそんな遠いことではないと思わせてくれる」と本木は言った。

 壮大なドラマは、時を超え、そして大河を超えるか。

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2008021902088615.html

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  1. ぱんどらの本箱 より:

    ドラマ化情報――司馬遼太郎【坂の上の雲】
    出演は本木雅弘、阿部寛、香川照之、菅野美穂。

    NHKで2009年の秋から3年にわたりスペシャルドラマとして放送。

    愛知県犬山市の明治村で収録が行われた。…