真説宮本武蔵




読み:しんせつみやもとむさし
収録作:宮本武蔵/京の剣客/千葉周作/上総の剣客/越後の刀/奇妙な剣客

生きるか死ぬかの瀬戸際をゆく剣の道を目指す男たちを描いた短編集

内容
生涯六十余度の仕合を重ね、一度も敗れを取ったことがないといわれる宮本武蔵。その兵法、技量の実態は?また相手はどの程度の人物であったのか?通説の裏に潜む実像、人間としての武蔵の真説に迫る好短編。表題作のほか、「京の剣客」「千葉周作」「上総の剣客」「越後の刀」「奇妙な剣客」の剣豪もの五編を収録。

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  1. ”日々徒然” 副題:「賢明なる投資家」への長い道のり より:

    『真説宮本武蔵』 読了
    さてさて、相変わらず司馬遼太郎読みつくし作戦進行中です。今回読了したのは、『真説宮本武蔵』。吉川英治の宮本武蔵は読んだことが無いのでよくわからないのですが、宮本……

  2. おすすめ本と最新映画情報【書評と映画レビュー】 本検索、本通販、映画館、読書感想文、評論、批評 より:

    司馬 遼太郎 (著) 『真説宮本武蔵』 (講談社、講談社文庫)
    司馬 遼太郎 (著) 『真説宮本武蔵』 (講談社、講談社文庫)

    おすすめ度:★★★

     2003年のNHK大河ドラマの番組は宮本武蔵だったので、すでに……

  3. <徳島早苗の間> ・・・ちょっとだけ〝キタ〟かな~?? より:

    「宮本武蔵」読了。
     と言っても吉川英治ではなく、司馬遼太郎版。

    (余談だが高校の時、吉川版「武蔵」で読書感想文、というよりはエッセイ風のものを書いて出して、最終選考ま……

"真説宮本武蔵"のレビュー

(評価:5)
剣の道に生きた者たちの物語
レビュアー: shiba-ryo.com
2005-05-15
日本でもっとも有名な伝説の剣客を描いた表題作「宮本武蔵」
武蔵と同時代の京都吉岡流当主、憲法(直綱)を描いた「京の剣客」
北辰一刀流創設に情熱を注いだ千葉周作を描く「千葉周作」
北辰一刀流四天王と呼ばれた森要蔵の酔狂ともいえる剣の道「上総の剣客」
上杉謙信佩用の太刀「一両筒」をめぐって起こる数奇な人物模様「越後の刀」

スペインの少数民族バスクの剣術使いが日本へ思いを寄せ、はるばる海を越えてやってくる「奇妙な剣客」

これら剣客もの6作からなる短編集です。

本作では広く知られている通説としての剣客ではなく、時代背景や資料、そして司馬遼太郎の主観や分析をもとに真の剣客たちの姿が描かれています。生きるか死ぬかの瀬戸際をゆく剣の道は壮絶で、特にちゃんばらとは違う仕合での本物の命のやり取りには凄みを感じます。

そうした剣に生きる者たちが本作各編で描かれていますが、それぞれ剣への思いはさまざまで、仕官への道だったり、家名を守ることだったり、指南の体系化だったりと非常に多様です。こうした物語を読んで「いったい剣とは何なのか?」ということを深く考えさせられました。

数百年前の日本で自らの命を賭して剣を極めんとした者たちの生き方は非常に劇的で、読み物として最高におもしろく、またそこから学ぶことも非常に多いと思います。
一介の会社員として生きる自分には道と言えるほどのものはありませんが、剣の道を求めて生きる剣客たちの物語はとても印象的でした。ぜひ多くの人に読んでもらいたい一冊です。


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