おれは権現





読み:おれはごんげん
収録作:愛染明王/おれは権現/助兵衛物語/覚兵衛物語/若江堤の霧/信九郎物語/けろりの道頓

激動の戦国時代に自らの才覚を持って勇名を馳せた英雄豪傑たちを活き活きと描いた短編集

内容
戦国、それは凄惨残酷な時代であると同時に、気宇壮大な時代でもある。だからこそ、常識を常識とせず、天衣無縫、奇想天外に生涯を全うする人物が輩出するのだ。超人的武勇の裏の意外な臆心、度外れに呑気な神経の持ち主のじつは繊細な真情……戦国時代人の剛毅闊達にして人間味あふれる佳話七編を収録。

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  1. 三匹の迷える羊たち より:

    読書感想「おれは権現」
    読書感想「おれは権現」
    おれは権現
    【評価】★★★

  2. 司馬遼太郎を読む より:

    飯田覚兵衛が植えた「大銀杏」 由来記した石碑が除幕

     肥後(熊本)の大名・加藤清正の重臣、飯田覚兵衛(1562‐1632)が植えたとされるイチョウの由来を記した石碑を、覚兵衛の子孫の直喜さん(73)=福岡市南区=が建立。…

"おれは権現"のレビュー

(評価:5)
豊臣家武辺者たちの逸話集
レビュアー: shiba-ryo.com
2005-05-20
最初、題名の権現は東照大権現、つまり徳川家康の短編かと思っていましたがまったくの検討違いで、愛宕権現の化身と称する可児才蔵を題材とした物語でした。

また一緒に収められている他の短編も加藤清正・福島正則とその部下たちや、豊臣政権末期に活躍した木村重成らが題材となっており、本書は豊臣家の勃興から滅亡までを支えた武辺者たちの逸話集と言える内容になっています。

いつもながらですが、豊臣家は劇的要素が多く、驚かされます。華やかさと儚さが同居する豊臣家の勃興から滅亡は日本人に愛される物語であり、そして司馬遼太郎もこの点を愛して、豊臣家に関する著作を多く遺しているのだと思います。

新史太閤記、豊臣家の人々、播磨灘物語など、ぜひ他の豊臣家に関連する作品とあわせてみたい一冊です。


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