豊臣家の人々




読み:とよとみけのひとびと
収録作:殺生関白/金吾中納言/宇喜多秀家/北ノ政所/大和大納言/駿河御前/結城秀康/八条宮/淀殿・その子

秀吉がたった一代で作り上げた豊臣家。その創設から崩壊までを個々の人物にスポットをあてて描いた短編集

内容
殺生関白秀次、太閤様以上と囁かれた北ノ政所、桂離宮を造営した八条宮、大阪城とともに滅んだ淀殿母子など、ひとひらの幻影のような豊臣家の栄華のあとを、研ぎ澄まされた史眼と躍動する筆で現代によみがえらせ、司馬文学の魅力を満喫させる連作長編。

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  1. 本のソムリエ提供「一日一冊:読書日記」 より:

    「豊臣家の人々」 司馬遼太郎
    仕事8時終了。本読めず。昼、会社の図書室でネタ探し。これまで7時間以上の睡眠を優先してきたが、明日からは4時30分起きを優先してみると決意。【今日の名言】人間は……

  2. ROCKS LOUNGE より:

    悲劇の関白“豊臣秀次”〜功名が辻に思う〜
    京都一の歓楽街木屋町通沿い、三条木屋町東南角にひっそりと佇む瑞泉寺という寺院をご存知でしょうか。ここには、貧農の子から関白、遂には太閤にまで栄達した秀吉に……

  3. <徳島早苗の間> ・・・ちょっとだけ〝キタ〟かな~?? より:

    ★謹賀新年★。
     年末年始は東海道本線二宮にある「セドル健康ランド」で過ごす。入浴料1800円なのだが1回の入場につきスタンプを1個押して貰え、10個たまると1回分入浴料……

"豊臣家の人々"のレビュー

(評価:5)
劇的な運命の中で生きる人々
レビュアー: shiba-ryo.com
2005-05-21
当初はタイトルが地味なのであまり期待せずに読み始めたのですが、これが非常におもしろく、いい意味で期待を裏切ってくれました。

本書は豊臣秀長、秀次、秀頼、小早川秀秋、淀殿など、秀吉以外の豊臣家の人物を取り上げた短編集で、豊臣家という日本史上例にない成り上がり一族の、その劇的な運命の中で生きた"人々"の様子が細部に渡って描かれています。

運命の中で自分を巧みにコントロールした秀長や北政所。それに対し運命に呑まれてしまった秀次、秀秋、淀殿など。秀吉という人物の持っていた光があまりに強すぎ、それが一族の他の人間に暗い影を落としてしまう様子が非常に皮肉的で印象に残りました。

秀吉がたった一代で作り上げた豊臣家は、その創設も崩壊も非常に劇的です。非常にお!もしろく、またいろいろな意味で考えさせられる一冊でした。

また現代でもカリスマ社長が一代で大企業を築き上げるという類似のケースは多いので、歴史好きだけでなく会社経営や組織構築に携わる人にもオススメできる一冊だと思います。


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