軍師二人





読み:ぐんしふたり
収録作:雑賀の舟鉄砲/女は遊べ物語/嬖女守り/雨女/一夜官女/侍大将の胸毛/割って、城を/軍師二人

戦国動乱の時代を生きた人物たちの、人間味溢れるドラマを描いた短編集

内容
戦国の英雄たちの中で群を抜いて輝く二人の武将――天稟の智将・真田幸村と、千軍万馬の勇将・後藤又兵衛の、名将なるが故の葛藤と互いの深い洞察を語る表題作の他、争乱の時代を溌剌と自由に生きた、戦さにも強く女にも強い、生き物の典型としての男たち、それを慕う女たちを描く、興趣尽きない好短編集。

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  1. 司馬遼太郎を読む より:

    鳥取04年06月:景福寺(後藤又兵衛の墓)
    後藤又兵衛は、黒田官兵衛で有名な黒田家に仕え、朝鮮出兵や関ヶ原合戦などで数々の武……

  2. 三匹の迷える羊たち より:

    読書感想「軍師二人」
    読書感想「軍師二人」
    新装版 軍師二人
    【評価】★★★

"軍師二人"のレビュー

(評価:4)
戦国人の心理を描いた短編集
レビュアー: shiba-ryo.com
2005-05-15
司馬遼太郎というと「竜馬がゆく」「坂の上の雲」などの大長編小説が有名ですが、短編集も非常に面白い。長編の場合は時代の流れを軸として話が進みますが、短編の場合は人間の内面性が主題になるため、人間味溢れるドラマを味わうことができます。

このように、歴史を題材にして広い視点と狭い視点のそれぞれで名作を遺したという点も、司馬遼太郎のすごさのひとつと言えるのかもしれません。

本作「軍師二人」でも、それぞれの編ごとに一人もしくは二人の主人公がいて、彼らの内面にスポットがあてられています。

個人的に特に良かったのが「雑賀の舟鉄砲」という編。鉄砲だけが取り柄の雑賀門徒が戦国の世で自分の生きる道を模索する様が現実的に描かれており、戦国期の職業軍人の生活や心理を知ることができます。

まずは短編集をきっかけにして、数多い司馬作品を読み進めるのもいいのではないでしょうか。


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