王城の護衛者




読み:おうじょうのごえいしゃ
収録作/主な登場人物/概要:
1. 王城の護衛者/松平容保/幕末期に京都守護職という大役を負わされた若き会津藩主の苦悩
2. 加茂の水/玉松操/岩倉具視の帷幕となり維新回天の密工作を影から支えた玉松を描く
3. 鬼謀の人/大村益次郎/幕末の天才戦略家の劇的な生涯
4. 英雄児/河井継之助/英雄的人格・能力を持つ河井が北陸の小藩・長岡藩を幕末激動の渦に巻き込む
5. 人斬り以蔵/岡田以蔵/幕末に猟奇的な暗殺事件を繰り返した以蔵の行動と心理を描く

内容
王城の護衛者としての使命を、唯一の支えにして、激動する幕末の難局に棹さした会津の青年藩主、松平容保が政治の術数に翻弄される悲劇の生涯をつづる名編。他に、「加茂の水」「鬼謀の人」「英雄児」「人斬り以蔵」を収録。

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"王城の護衛者"へのトラックバック(3件)
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  1. 街道をウロつく より:

    王城の護衛者
     久々の司馬遼太郎。この本読んでませんでした。 松平容保って誰だったっけな~と思…

  2. 再度・公務員試験に挑戦! より:

    王城の護衛者
    王城の護衛者
    司馬遼太郎の短編集です。
    メインはタイトルとなっている「王城の護衛者」
    主人公は会津の松平容保(まつだいらかたもり)。
    討幕運動が盛……

  3. Birth of Blues より:

    会津と長州は何故、怨念が消えないのか?という本
    本屋でタイトル買いしましたが・・・・

    何故、怨念が消えないのか?って話は最後の数頁だけで、残り99%は幕末維新〜戊辰戦争の説明です。
    こういうタイ……

"王城の護衛者"のレビュー

(評価:5)
真実の松平容保
レビュアー: shiba-ryo.com
2005-05-15
幕末に生きた男たちを描く五編が収められており、いずれも名作です。なかでも本書のタイトルにもなっている、幕末の京都守護職・会津藩主松平容保を描いた「王城の護衛者」が印象に残りました。
これまで容保といえば「新選組を利用して攘夷派志士を粛清した」という程度の知識しか持っておらず、どちらかというとその人物に対しては暗い、陰険な印象を持っていましたが、本作を読んで目からウロコでした。
権謀術数が渦巻く幕末期において至誠一徹を貫きつつも裏切られ、悲憤し、苦しむ様子はこれまでの印象を完全に覆されました。さらに孝明帝との厚い友情、忠誠心など、これまでになかった新しい容保像を見つけることができました。

他の四編も含め、非常に読み応えのある短編集だと思います。幕末好きの方におすすめの一冊です。


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