街道をゆく (13) 壱岐・対馬の道




読み:いき・つしまのみち
ジャンル:紀行文
収録:壱岐・対馬の道

内容
壱岐・対馬の歴史的存在は、古代における輸入鉄の海上輸送の経路に浮かんでいるということで、神話や伝承の上での不可思議な相貌を帯びているのである。もし鉄という媒介がなかったら朝鮮から日本へ人間が移動するということもすくなかったであろう。(本文より)

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"街道をゆく (13) 壱岐・対馬の道"のレビュー

(評価:4)
隣国との微妙な関係
レビュアー: shiba-ryo
2009-01-09
ちょうど読み始めた頃に韓国による対馬の不動産買い占め問題が取り沙汰され始めたので、その意味でも興味深く読むことができました。

特に「当時もいまも日本と朝鮮の関係は複雑である。隣国との関係はたがいに堂々たる他人であることが結局真の親善につながることなのだが、この原則を外すと、隣国だけにすぐ糸が鳥の巣のようにもつれてしまい、最後に感情がむき出すか、もっとわるい事態になる。」の一節は、今後の日韓関係を暗喩しているようで、印象的でした。
そう考えると某新聞社などが唱える盲目的な日韓交流や関係改善は絵空事にしか思えず、やはり日本は韓国に対してある程度距離を置き、慎重かつ冷静に諸問題に関して対処すべきかとあらためて感じました。

あと、壱岐・対馬は歴史の古い土地のため、古代や律令制の時代について多く触れられています。
街道をゆくシリーズでも戦国や幕末の話がメインになることが多いですが、古い時代もなかなか興味深いです。


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