街道をゆく (16) 叡山の諸道




読み:えいざんのしょどう
ジャンル:紀行文

内容
「法華大会」を知人がうけることで、20代のころから見たいと思いつづけてきた、その天台宗の宗教行事を拝見する機会を得る。まず坂本の街並み、赤山禅院、曼殊院門跡と、ほうぼうの登山口を周到にも訪ね直した著者は、“包囲網”を絞るかのように比叡山上へのみちをたどる。半生をかけて理解した最澄や天台の真髄をわかりやすく呈示し、いまなお人を惹きつける叡山の魅力を描く。

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"街道をゆく (16) 叡山の諸道"のレビュー

(評価:4)
最澄後の叡山
レビュアー: shiba-ryo
2009-05-14
最澄の生い立ちや天台宗の成立は"空海の風景"でも詳しく描かれていましたが、本作では最澄以後から現代に至るまでの比叡山と教団について枚数が多く割かれており、これら2作品をあわせて読めば天台・叡山のことがひととおり学べます。

正直、ドラマ性に乏しく地味な分野ではあると思いますが、個人的に宗教には興味があるので楽しく読めました。
奈良仏教との争い、官との癒着、僧たちの堕落、など多分に人間くさい歴史を経ていながらも、法華大会など(形式化しているとはいえ)宗教的な伝統を数百年間も守り続けているといった点はおもしろく、いろいろ考えさせられる内容だと思います。


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