司馬遼太郎記念学術講演会が開催
司馬遼太郎さんの業績をしのび、日本人と日本文化について考える「司馬遼太郎記念学術講演会」(大阪大学主催、産経新聞社、関西2100委員会共催)が13日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで開かれ、評論家の松本健一さんと脚本家の山田太一さんが「現代の家族」をテーマに講演と対談をした。
松本さんは「日本の青春と閉塞の現代-『坂の上の雲』にふれて」と題して講演。閉塞感が漂う現代の世相に言及しつつ、日露戦争当時を描いた小説「坂の上の雲」に登場する人物の生き方について語り、「この時代は日本の青春。現代の若者も、かつて躍動した日本人がいたことを知るだけでも絶望せずにすむのではないか」と述べた。
続いて山田さんが「家族の肖像」をテーマに講演。「人間は、戦争や政治といったこととは別に、家族のように論理ではどうしようもない個人的な部分を抱えている。すべてがうまくいっている家族なんて、ありえない」と話した。
これに先立ち、鷲田清一大阪大学総長があいさつ。「司馬さんは、文化の衰退を警告していた。学問、芸術を批評できるセンスを持った人間を育てていきたい」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/090613/tnr0906131934011-n1.htm














