街道をゆく (11) 肥前の諸街道




読み:ひぜんのしょかいどう
ジャンル:紀行文
収録:蒙古塚・唐津/平戸/横瀬・長崎

内容
中世になると、海の時代がはじまる。……私の昔からの癖だが、地図の中で肥前の島々や浦々をたどっていると、にわかに貿易風の吹きわたるにおいを感じてしまう。さらにそれらの地図が、単なる日本地図というよりも、世界史の色彩に重ね染めされているようにも感じられるのである(本文より)

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"街道をゆく (11) 肥前の諸街道"のレビュー

(評価:5)
日本と海外
レビュアー: shiba-ryo
2008-10-01
今作は肥前の国、現在の佐賀県と長崎県が舞台。扱うテーマは元寇、倭寇、平戸や長崎での南蛮貿易など。そのため今作は街道よりも海が主題といった感じがします。

九州は言うまでもなく、大陸にもっとも近く、古代から日本の玄関口として多くの交流があった国際的な地域です。主に本州が舞台の内国的な歴史とは、またひと味違ったおもしろさがあります。

自分もふくめ、日本人は徳川の鎖国政策により海外に対して警戒しがちですが、それ以前、特に九州地方においては貿易を通じて積極的に海外と交流していた歴史があったことは知っておくべきことであり、またそこから学んで今後に活かすことができるような気がします。

歴史好きはもちろん、今後国際社会に打って出ようと考えている人にも読んでもらいたい一冊です。


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