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"街道をゆく (10) 羽州街道、佐渡のみち"のレビュー
(評価:5)
小比叡騒動と辻藤左衛門
レビュアー: shiba-ryo
2008-09-05
この巻は収録が2編だけ。それぞれ内容が濃く、読み応えがあります。
羽州街道編は米沢藩の話がメイン。藩祖の上杉景勝とその養父謙信について軽く触れつつ、中興の祖上杉鷹山、さらに2009年度の大河ドラマが決定している直江兼続について描かれています。それほど量は多くないけれど、兼続については本編が司馬作品の中では一番詳しく触れられていると思うので、興味があるなら事前に読んでおくのも悪くないでしょう。
そして佐渡のみち編。江戸期を中心に佐渡を描いていますが、これが抜群に読み応えがあります。
金山があり、幕府直轄領であるという、徳川幕府の体制でも
佐渡は金山があり、幕府直轄支配であり、江戸から遠く離れているという特殊な
幕府直轄領である佐渡に絡めて、徳川幕府の支配体制や江戸期の文化、感覚などが非常に詳しく、鋭く描かれており勉強になります。中でも小比叡騒動と辻藤左衛門についての話は印象的でした。
このように、一般にはあまり知られていないエピソードや人物を拾い上げて紹介してくれるのが街道をゆくシリーズの醍醐味だと思います。しかもそういう話に限ってものすごくおもしろかったりするので、長い街道をゆくシリーズも全巻読破したいという気持ちになります。
羽州街道編は米沢藩の話がメイン。藩祖の上杉景勝とその養父謙信について軽く触れつつ、中興の祖上杉鷹山、さらに2009年度の大河ドラマが決定している直江兼続について描かれています。それほど量は多くないけれど、兼続については本編が司馬作品の中では一番詳しく触れられていると思うので、興味があるなら事前に読んでおくのも悪くないでしょう。
そして佐渡のみち編。江戸期を中心に佐渡を描いていますが、これが抜群に読み応えがあります。
金山があり、幕府直轄領であるという、徳川幕府の体制でも
佐渡は金山があり、幕府直轄支配であり、江戸から遠く離れているという特殊な
幕府直轄領である佐渡に絡めて、徳川幕府の支配体制や江戸期の文化、感覚などが非常に詳しく、鋭く描かれており勉強になります。中でも小比叡騒動と辻藤左衛門についての話は印象的でした。
このように、一般にはあまり知られていないエピソードや人物を拾い上げて紹介してくれるのが街道をゆくシリーズの醍醐味だと思います。しかもそういう話に限ってものすごくおもしろかったりするので、長い街道をゆくシリーズも全巻読破したいという気持ちになります。
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