街道をゆく (22) 南蛮のみち 1




読み:なんばんのみち1
ジャンル:紀行文

内容
バスクは、浮世の国ではない。常世の、本質的な国であるような感じがする。ここはバスクだという標識はないかと期待していたのだが、ついにそれがバスの前面に近づいてきた。道が丘と畑のなかの三叉路に近づいたとき、銹の吹き出た鋳物製のような造形が、ずっしりと立てられていた。

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"街道をゆく (22) 南蛮のみち 1"のレビュー

(評価:4)
バスク
レビュアー: shiba-ryo
2009-10-07
南蛮のみち編は1と2に分かれており、日本からみた南蛮、つまりポルトガルとスペインを取り上げている。
第1編ではフランス、スペインにまたがるバスク地方に生きる少数民族バスクを、世界的に有名なバスク人のフランシスコ・ザビエル、イグナティウス・ロヨラらを引き合いに出し、その歴史と今を描く。

旅程は全編バスクだが、中世のスペイン、フランスまで話がおよぶことが多いので、そのあたりの知識が少ない自分にはよい勉強になった。特に現代スペインの気質にまでつながるという、大航海時代の沸騰するようなエネルギーや空気についての考察などがおもしろかった。

続編のスペイン・ポルトガル編にも期待したい。


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