日露戦争で使用の28センチ榴弾砲模型お目見えへ/横須賀・観音崎公園
横須賀市鴨居の県立観音崎公園に29日、日露戦争で使われた28センチ榴弾(りゅうだん)砲(ほう)の実物大模型がお目見えする。司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」の中で観音崎の榴弾砲が中国・旅順へ送られたという記述にちなみ、同公園のボランティアらが製作した。戦争のない平和な社会を願い、木材やペットボトルのふたを利用。当分の間、公園内の展望園地で展示する。
東京湾の入り口に位置する県立観音崎公園には、防衛のため明治から昭和にかけて設けられた砲台跡が14カ所ある。最大飛距離7・8キロを誇る砲口28センチの榴弾砲も配備していた。
「坂の上の雲」には東京湾の観音崎砲台に設置されていた28センチ榴弾砲を取り外し、解体して日露戦争中の旅順へ送ったという記述がある。
同公園の案内や剪定(せんてい)、除草などのボランティア活動をしている人たち約20人で10月に「28サンチ榴弾砲を作る会」を発足。11月からのスペシャルドラマ放映に合わせ、砲台が多くあった観音崎のことを知ってもらうとともに、平和な世の中を願って榴弾砲の模型をつくることにした。名称の「サンチ」はセンチのフランス語。
木製の砲筒は長さ2・8メートル。これを長さ5・4メートルの木製砲座に据える。10月21日から製作を始め、ほぼ完成している。事務局を務める県立観音崎公園の砂川正夫副所長は「ねじの部分にはペットボトルのふたを使うなどソフトなイメージにした。物珍しさでなく、あくまで痛ましい戦争が起こらないための象徴として製作した」と話している。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/0911200018/
タグ: 日露戦争















