対談 中国を考える




読み:たいだん ちゅうごくをかんがえる
ジャンル:対談集

内容
古来、日本はこのとなりの大国と密接な関係を保ちつづけてきた。しかし、われわれは中国を的確に理解しているといえるだろうか。両国の歴史に造詣の深い二大家がその長い過去をふまえて、”近くて遠い国”中国をどのように捉えるべきか、わが国はいかなる立場をとればよいのかを思索した、滋味あふれる中国論、そして日本論。

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"対談 中国を考える"のレビュー

(評価:3)
中国史の上級者向け作品
レビュアー: shiba-ryo.com
2006-03-18
司馬遼太郎と、同窓で同じく歴史小説家の陳舜臣氏による、中国についての対談集。1974年から1977年にかけて行なわれた対談全四編を収録。

「~やね」「~とちがう?」など、古くからの友人である二人の間で交わされる大阪弁の話し言葉が、とても自然な感じで小気味いいです。
反面、冒頭で陳氏が「司馬氏は私にとって安心できる対談相手である。それだけに二人のあいだではわかり切っていることが多く、対談の内容を公表するとき、あるいは説明不足になるのではないかというおそれもあった。」と言っているのですがまったくその通りで、レベルが高く、ついていくのが辛いところが多々あります。
また、中国の近現代についてかなりの歴史知識が求められます。李鴻章、袁世凱などメジャーどころは当たり前。呉佩布、林則徐など、初めて聞く名前がたくさん出てくるので、その都度辞書のお世話になりました。

本作は中国史について深い造詣のある方向けの作品だと思います。自分も含め、素人は安易に手出ししないほうが無難です。


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